まず銀行融資担当者とはどんな人でしょうか?基本、真面目でいい人です。ドラマでは貸しはがしをする悪い人というイメージがあります。全然違います。(2000年前後には銀行の方針として貸ししぶり貸しはがしが行われたのは事実だがあくまでも組織の方針に真面目に従っただけ)特に創業融資の担当者はそれ以降の時代に入行している世代です。

実は融資担当者は貸したくて貸したくて仕方がないのです!!

これは対銀行以外でも交渉に必要なポイントですが交渉相手が何で評価されているかが重要です。分かりやすいのはボーナスの基準や個人目標などです。はい、融資担当者は融資実行額や融資平均残高などで評価されます。

では、なぜ簡単に貸してくれないのでしょうか??

貸すためには稟議書という書類を作って融資担当者として「貸して大丈夫です」と書かなくてはいけません。そのための証拠をそろえることが担当者として必要です。絶対にやってはいけないことが「お願い」「苦しいアピール」「大丈夫ですアピール(数字示さず)」です。銀行員は数字の成り立ちはすぐに理解できます。しっかりと「なぜ、なぜ」に答えられるようにしましょう。

次に大きな関門があります

融資担当者はあなたの業界を良く知りません

はい、私もそうでしたが大学を出て銀行員以外やったことがありません。アルバイト経験や就職活動の説明会、融資経験のある業種しかわかりません。私は中小企業診断士の試験勉強を通じてビジネス内容の理解力を得ましたが、大半の融資担当者はあなたの業界の素人です。あなたに必要なことは、事業内容や強みを素人に伝わるようにわかりやすく話すことです。